はりねずみんの3日坊主日記

アラフォー女子が日々思うことを綴ります。

成婚退会後の破局理由

成婚退会してからひと月でのスピード破局

ブログで読んだことはあるけれど、まさか自分がなるなんて(苦笑)。

 

でも、破局してスッキリしました!

ここ半年くらいのモヤモヤしていた気分が吹っ飛んで、後悔は一ミリもありません。

もちろん反省点は山ほどあるけれど、「結婚する」という目標のために我慢を重ねて、

更に痛い目見みないで良かったな、と。

 

私もNさんも、夢見る夢子ちゃん、夢男くんでした。

特に最初の半年くらいは一緒にいて楽しかったし、デートも待ち遠しかったです。

でも、女性とのお付き合いが少ないであろう彼は元々引きこもりで、デート先も知らな

い。私がいつもお膳立てをしていることに、段々とストレスを感じるようになってい

ました。でも、支払いはすべてしてくれるし、仕事一筋できたから遊びを知らないのは

仕方ないと思って、私は見ない振りをしてきたわけです。

とはいえ、彼にデートを任せると銀座をあてもなくぶらぶらするだけとか、ただひた

すら歩かされるだけ。疲れた思い出しかありません。

それ以外にも、時々感じた彼のねじ曲がった性格やコンプレックスも「変な人」とは

思っても、個性だから気にしなければいいのかな、と勝手に解釈していました。

高齢であろう両親のことも一切話さないし、10年以上連絡を取っていない仲が悪い兄弟

の話はされたけれど、その理由を話してくれないのて余計に不安が募りました。

家族仲が悪いのって、あまりいいことではないと思うし。

 

そうした見て見ぬふりの積み重ねが限界を超えたのは、成婚退会してからです。

彼とは成婚退会前に、同棲を数か月間してから結婚に向けた物件を探そうという話がま

とまっていました。私の家計分担は全体の2割。彼は高給取りだし、共働きだから妥当

な分担額だと思います。ただ、一緒に暮らすとなった場合の居住地、それから希望物件

の家賃で折り合いがつきませんでした。

上昇志向の彼は、都内のタワマンに住んで、高い車に乗って優越感に浸ることが人生の

目標(でも、デートに着てくる服はいつもだいたい同じという謎)。

対して私は、できれば郊外の一戸建て+自然に囲まれた暮らしを希望。車も中古でOK。

 

そう。求めているものが真逆だったのです。 

 

私も余裕のある暮らしをしたいけど、それは「他人から見てどう」とかではなく、自分

がいいと思うか。タワマンに住んでいるから、高級車に乗っているから、〇〇大学を出

ているから素晴らしい人間、成功した人間、というわけじゃないし。

仕事人間の彼は、社会的に成功したと思わせたい人、見返したい人々がいるのでしょう

ね。自分軸で生きたいと考える私と彼の価値観の違いを実感しました。

 

決定的だったのは、彼と不動産会社に行って幾つか物件を見た後に、彼が家賃は二人の

月収の30%以内で考えれば十分可能、と賃料の高い物件を勧めてきたことです。

私は15万円くらいの物件でいいと思っていたので、駅近の手頃な物件情報を後から送っ

たところ、「どうしてそんな安い物件に住みたいの?実家に近いから? 僕だってでき

るなら実家の近くに住みたいのに。その駅はステータスが低いから嫌だ」というような

ことを言われました。

 

その時に、「ああ、違う」と思いました。

 

私の実家は不動産業をしているので、物件については私も素人よりは詳しいです。

物件と家賃は比例する、と彼は固く信じているけれど、そんなことはないです。その

物件は二人で探していた地域とお互いの職場からそんなに変わらない距離の物件で、条

件的にこれまでみた物件よりも良かったんです。でも彼は、私が実家近くの物件を勧め

てきたと勝手に決めつけて、駅名も嫌だったみたい(苦笑)。きっと、港区辺りに住み

たかったんでしょうね。

 

彼が一般的に言って高給取りなのは分かるけど、40代後半という年齢を考えたら、そこ

まで強気に出られる年収ではないです。外資系は退職金もないし、いつ首を切られるか

も分からない。もしも子供ができたら? 両親の介護はどうするのか?など諸々を考え

て、私は家賃は抑えて貯金したほうがいいと思ったんですけどね。お小遣い制は嫌で、

自由にお金を使いたいと言っていたので、実は結構な浪費家なんじゃないかなと今は思

います。2000万円の車が欲しいと以前言っていた時に、私は冗談だと笑い飛ばしたけれ

ど、本気だったのかもな・・・。

 

こんな出来事があった後で、彼と何度かビデオ電話で今後の同棲について話していた

ら、体調を崩すようになってしまいました。彼の不満げな顔がPCモニターに映し出され

るのって、地味にストレス(苦笑)。数時間のデートだけならば、お互い本性を隠して

いられるからいいけれど、一緒に暮らすことを想像しただけで、気分が悪くなってしま

いました。不眠と吐き気が続いて、「これはもう、駄目だ」と。

彼に伝えると、同じことを感じていたそうです。

 

付き合っていた期間は1年間。

別れるときはZoomでたったの15分。

 

でも、空しさを感じるよりも、円満破局になってよかった!という思いのほうが1000倍

強かったです。

 

婚活中に、あまり相手に質問をしなかったことが悔やまれます!

今さらですが、結婚後の暮らしについて、家賃などの詳細も含めて早くから話し合って

おくことをおオススメします!